スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

志賀原発北方の活断層、その活動性を補強する新たなデータ

志賀原発北方の活断層、その存在を更に補強する段丘堆積物
   志賀町生神で 原発問題住民運動石川県連絡センター、能登地区連絡センター、科学者会議石川支部などが発見。


 私たちのボーリング調査や周辺の踏査でも見いだされなかった段丘堆積物が、志賀町生神で見いだされました。
 私たちは、渡辺満久、鈴木康弘両氏による学会発表を機に、志賀原発の北方9kmに位置する富来川南岸断層の存在とその活動性を立証する調査を2年余にわたって進めてきました。
 これまで、北陸電力が段丘堆積物はないとしてきた志賀町巌門や牛下で、段丘堆積物を見いだしましたが、より北の生神などでは、土石流堆積物や風成砂丘砂が多く、海成の砂層などは見いだせていませんでした。しかし、南からの平坦面の延長上にある生神などの平坦面も段丘だと推定し、段丘面は南から徐々に高度を上げて、富来川を超えると突然低くなることから、下の図に示すように、富来川沿いに断層が存在する、としてきたのです。

 南岸断層1

 今回の新しい段丘堆積物の発見の発端は富来町史。これは金沢大の藤先生が記述されたものです。これによると生神の金剛荘周辺で段丘堆積物があるという記載。連絡センター事務局の児玉さんがその記載に沿って、今週、現地を見てくるとのことで、何人かのメンバーで調査されたのです。

  下に、少し古い時期の航空写真に、露頭位置などを落としたものを示します。平坦面は47mほどの高さのようです。
志賀町生神

 この金剛荘、既に放棄されて久しく、周辺は藪だらけ。調査は藪を払うことから始まったとのことです。
金剛荘横の平坦面 (2)
 なお、新しい金剛荘が別の地点に建てられています。

  そこで見いだされた砂層からなる段丘堆積物。まだ、確たることは言えませんが、巌門や牛下杜同じようにほぼ海の砂と見て間違いないようです。

露頭② (1)

 露頭を少しアップしました。弱いながらも葉理もあるようです。
 次回、と言っても、再来週ですが、来訪する際、見てみたいと思いますが、草刈り鎌だけでなく、刷毛でそっと露頭表面をなぞらえば、粒子の粗さによる配列が見えてくると思います。
露頭⑤ (4)-石灰
 
 もう住民団体の方や専門の異なる科学者の方達自身で立派に調査/観察できるんですね。感激しました。

 しかし、この発見によって、南岸断層の存在を否定できないものになったと言えます。先に報告した海食ノッチの高度分布と合わせ、この断層の活断層としての活動性は明白です。
 耐震安全性を科学的に検討する力量がない北陸電力は、志賀原発を廃炉にすることを直ちに決断するべきです。

スポンサーサイト
プロフィール

立石雅昭

Author:立石雅昭
立石雅昭のブログへようこそ!
 福島原発の事故直後に新潟大学を退職。地質学を専門としています。それまでも原発の地盤問題に携わってきましたが、福島原発の事故はあらためてその恐ろしさを認識させてくれました。原発ゼロの運動を広げるために、新潟を中心に活動していますが、twitterやfacebookで書ききれない情報や思いを伝えられればとの思いからブログを始めました。よろしくお願いします。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。