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大飯原発断層問題で福井住民団体が申し入れ

本日、福井県の原発問題住民運動連絡会が下記のような申し入れを行われました。私たち地質学を専門とする調査グループが8月18日に大飯原発敷地の海岸の露頭を調査した結果も生かされています。
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2013年9月17日
原子力規制委員会 委員長 田中 俊一 殿
                          原発問題住民運動福井県連絡会
                           代表委員 奥出春行・河内 猛
                                多田初江・佐藤正雄

大飯原発の「安全審査」開始を撤回し、
規制委員会の責任で活断層調査を行うよう求める申し入れ


 貴委員会は9月2日、大飯発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合第6回評価会合を開催した。
 そこで、関西電力株式会社(以下、関電という)が「F−6」と呼び、3、4号機の「非常用取水路」の下を通るとされる破砕帯(断層)について、島崎邦彦委員長代理は「破砕帯(断層)の評価に関して認識の共有化が図れたと私は思っておりますので、一定の方向性が出た」と述べ、次回以降の会合で、規制委に提出する報告書案を提案することを強引に決めた。マスコミはこれを「大飯原発『活断層ではない』規制調査団の認識一致」と報道。貴委員会は5日の定例会で、保留していた「安全審査」を再開することを決めた。
 しかし専門家は、「敷地南側」(南トレンチ)の破砕帯は、断層の活動性がないことで一致したが、さらにその西側に破砕帯がある可能性も指摘した。「山頂付近」(山頂トレンチ)の破砕帯については複数の委員から「これだけをもって、動いていないというのはどうか」「将来活動する可能性がある断層等ではないのか」という意見が述べられるなど、「認識一致」は得られていない。また、両破砕帯がどのようにしてF−6とつながるのかの共通認識も得られておらず、これらをF−6とつながる断層の一部だと主張する関電の考えには、「関電さんがF−6というのは、無いのではないか。無理やりボーリングでつなげている」など疑問の声が多く出された。F−6との連続性がはっきりしないのに、「F−6は活断層ではない」との根拠にはならない。
 さらに、私たちグループが8月18日に行った調査結果では、台場浜海岸東部で頁岩と超苦鉄質岩類の境界部の、断層の上方延長は比較的新しい時期の活断層である可能性が高い。また、関電が「地すべり」と主張する同海岸西部の「岩盤表層地すべりブロック」は、「地すべり」と断定するにはデータ不足であり検討も不十分で、「地すべり」とは断定できない。
 よって、強引に「報告書案」作成を急がないこと。そして、関電まかせにせず、大飯原発敷地内とその周辺の破砕帯(断層)などについて、貴委員会が地質学、地形学、第四紀学的なきちんとした調査を、堆積地質学者などの専門家を加えて行い判断すべきである。
以上
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立石雅昭

Author:立石雅昭
立石雅昭のブログへようこそ!
 福島原発の事故直後に新潟大学を退職。地質学を専門としています。それまでも原発の地盤問題に携わってきましたが、福島原発の事故はあらためてその恐ろしさを認識させてくれました。原発ゼロの運動を広げるために、新潟を中心に活動していますが、twitterやfacebookで書ききれない情報や思いを伝えられればとの思いからブログを始めました。よろしくお願いします。

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