新疆ウイグル自治区ツアー紀行(1)

新疆ウイグル自治区ツアー紀行(1)
 ータクラマカン砂漠ー


  9月19日から27日まで,西遊旅行のツアーで「新疆シルクロードの旅」に行ってきました.
  退職後,仕事を離れて,年に一度の海外旅行に出かけてきましたが,今回の中国新疆ウイグル自治区の旅は強い印象を残しました.何より,その雄大で,多様な自然環境とそこで長い歴史を築きながら息づいている多様な民族の生命力です.辺境と思っていたのは大間違い,ここにこそ,厳しい中だからこその豊かさがあります.

  まず,ウイグル語の「タッキリ(死)」と「マカン(無限)]の合成語といわれる「死の砂漠」ータクラマカン砂漠.
サハラ,アラビア,ゴビと並ぶ,巨大な砂漠.東西1000km,南北400kmで,その面積は日本の9倍.
 北を天山山脈,南を崑崙山脈という6000~7000m級の山脈に囲まれ,非常に乾燥していて,年間降水量は10数mm.
 砂漠中央を縦断することはきわめて困難で,かってのシルクロードも,砂漠の北縁のオアシスに沿う西域北道(天山南路),南縁のオアシスをたどる西域南道に分かれていた.

 1980年代後半,タリム盆地の油田探査が本格化し,中国の西気東輸プロジェクトなどの開発が進み,1995年に砂漠を南北に横断するタクラマカン砂漠公路の開通以降,さらに開発が加速している.2007年には石油開発・輸送を主たる目的として.南のホータン(和田)と北のアラル(阿拉爾)を結び,ホータン川に沿って走る430kmの第2砂漠公路(和阿公路)が開通した.現在はホータン(和田)から北のクチャ(庫車)までが結ばれている.

 9月23日,ホータンからクチャまで630kmに及ぶ専用バスの旅となった. 
第2砂漠公路
 公園になっている砂丘の山に登ると,砂漠の案内看板があった.

砂丘1
  公園になっている砂丘の山から西の砂漠を眺めた.このあたりは西風による砂丘の形状.
  道路に沿っているので,このあたりはかなり人手が入っているのではないかな.ちょっと手前の砂丘列の形は自然の形状と言うよりは人手による平坦な段切りと切り崩しがあるように思われる.ガイドは自然だと言うけれど.

砂丘2
  さらに北に進んで,道路から東を臨む.
  低いが,稜線が三日月状の弧をなす砂丘.このあたりは北からの風が強いよう.非対称な形で風上が緩傾斜が伺える.
  道路に沿っては飛砂で道路が塞がれるのを防止するために葦を主とした植え込みが行われている.3月から6月はかなりの強風で,車でも容易でないとのこと.
  なお,タクラマカン砂漠の東部ではもっと規模の大きな砂丘が発達するとのこと.
  おそらく,砂粒がもっと粗いのではないだろうか.
  このあたりの砂粒は極細粒砂.
  砂粒の大きさと砂丘の形状,風の強さには壮観が認められている.*これは時間ができれば,図を追加したい.
  
コヨウ
  砂漠の所々にこのコヨウの木が生えている.10~30mほどの地下に地下水があるとのこと.かって,紅衛兵が辺境のこの地に入植し,コヨウの木を大量に伐採した際,飛砂が激しくなり,現在ではコヨウの伐採・持ち出しは許されないとのこと.コヨウの木,生存1000年,立ち枯れに1000年,さらに朽ちるのに1000年と言われるそうな.
  なお,この砂漠地域にはほかにタマリスクという木が生えているそうです.
  動物の野ウサギなどが居るようです.
  
アムール川
  さらに北上して,ようやく,タリム川.幅の広い,大きな川です.水量は決して多いとは言えませんが,流れています.
  タリム川は、崑崙山脈に源を発するホータン川,天山山脈に発するアクス川,西のパミール高原に発するカシュガル川,ヤルカンド川などが合流して,東に流れ下る.その先には「さまよえる湖」,ロブノールが位置している.
  
機上から
  最後に,ウルムチから北京への機上からみた,タクラマカン砂漠の砂丘の写真を一枚.
  東に向かって飛んでいるので,写真の上が南.写真の上部と下部で砂丘の形が明らかに異なるのが見て取れる.
  

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立石雅昭

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 福島原発の事故直後に新潟大学を退職。地質学を専門としています。それまでも原発の地盤問題に携わってきましたが、福島原発の事故はあらためてその恐ろしさを認識させてくれました。原発ゼロの運動を広げるために、新潟を中心に活動していますが、twitterやfacebookで書ききれない情報や思いを伝えられればとの思いからブログを始めました。よろしくお願いします。

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